臨床工学技士の面接で…
- まだ働いてないのに自分の強みなんてわからない。
- 全部の業務に興味があるけど絞らなきゃいけないの?
臨床工学技士の履歴書で…
- どう書けば魅力的な自己PRになる?
- 履歴書の「短所」ってどう書けばいいの?
面接や履歴書の自己PRは臨床工学技士でなくても誰もが悩みます。
この記事では就職試験で合格するための自己PRの考え方について解説します。
私は臨床工学技士として転職を経験し、今では転職や就職の支援、面接対策も行なっています。
自己PRは背伸びしすぎてもいけませんし、アピールできなければ採用担当者の印象に残ることもありません。
今までの自分の経験をポジティブに捉えて整理することで、魅力的な自己PRができます。
もちろん失敗体験でも表現の仕方によって魅力的になるので是非記事を読んで自分なりの自己PRを考えてください。
以上の手順で作成することで魅力的な自己PRができます。
面接でどんな質問がされるか知りたいという人はこちらの記事をどうぞ。
>>【CEの面接】325個の質問から厳選‼面接で聞かれる質問を完全網羅
面接と履歴書の自己PRの違い
自己PRには面接の時に話す自己PRと履歴書に書く自己PRがあります。
この2つの大きな違いは最後に文章化するかどうかです。
この記事は魅力的な自己PRの考え方を解説しており、どちらにも共通する項目なので面接で使う方は覚え書きしておき、履歴書の方はしっかり文章化をしましょう。
どちらにしても 自分の長所を取り入れたストーリー性のある自己PRが望ましいです。
面接時の自己PRは2分程度で簡潔に
面接時の自己PRの注意は長くなりすぎないこと、いくつもの話題を取り入れすぎないことです。
話が長いと面接官の印象も悪くなるし、情報量が多すぎても相手に伝わりにくいです。
履歴書の自己PRは欄の8割を満たす
面接時の自己PRとは違い履歴書ではしっかりと文章にする必要があります。
自己PRの欄は指定された履歴書があるパターンもあるので何文字が正解はわかりませんが学校指定のものがあれば、まずはそれに従い書くようにしましょう。
文字数が少ないと履歴書を見たときにアピールする気が無いと思われてしまいます。
魅力的な自己PRの考え方【5つの手順】
自己PRを考える手順は以下の通りです。
- 面接官の求める人材を知る。
- 自分の経験をブラッシュアップする。
- 体験を時系列で並べる。
- 体験後の変化を考える。
- 自己PRに落とし込む。
以上の手順で作成すれば魅力的な自己PRの作成が可能です。
自己PRを履歴書に書く方は最後に文章化する必要があります。
履歴書に自己PRを書く欄がない方でも面接の質問で役立つ内容になるので自己PRは自分の中にしっかり落とし込みましょう。
1.面接官の求める人材を知ることが大切
新卒者、転職者に限らず、「雇う側が何を見て採用を決めるか」を知っておく必要があります。
面接官がどんな人材を求めているかを考え、それを軸に自己PRを考えることが大切です。
ただ自分の言いたいことだけをアピールしていては相手は退屈するし、興味も湧きません。
自己PRを考える前にかならず面接官がどんな人材を求めているかを考えてください。
転職者ならそれに加えて「この人のスキルや経験が自分の施設で役立つものか?」を確認します。
面接で自己PRする場合は「自分はこの施設で長く働き貢献していきたい」「成長していきたい」という思いが伝わらなければなりません。
履歴書でも志望動機などで「ここで働きたい」という思いを書けると良いです。
ホームページや求人の情報だけでなく、病院見学や実習で見た内容も志望動機に付け加えると自分だけのエピソードに仕上がり好印象になります。
2.何でもいいから自分の経験をブラッシュアップ
次に、自分の経験を振り返り、それをブラッシュアップすることが大切です。自分がこれまでに行ってきたことを整理し、自分自身を客観的に見ることができます。
また、自分自身が行ってきたことをどのようにアピールするかを考えることができます。
さらにその中で成功体験や失敗体験を洗い出しましょう。
3.体験を時系列で並べることでストーリーを作る
体験を時系列で整理することで、自己PRを作成する際の明確なストーリーが作成できます。
それらの経験を通して自分がどのように成長したかをまとめることができます。
特に一つの物事を掘り下げてストーリーを作ることができればわかりやすくまとめることができます。
「それが無いから自己PRに困っている‼」
という人は、一つの物事に縛られるよりも「横断的に経験を他に活かすことができる」ということをアピールポイントにすることもできます。
もちろん部活で全国大会に出場したなどの成績があればアピールできますがみんなが持っているものではありません。
小さな成功体験や失敗体験から学んだことを大きい視点で捉えてまとめると必ず強みは見つかります。
4.体験後の変化を考えると良い
体験後の変化を考えることで、自分自身がどのように成長してきたかをアピールすることができます。
実際に自分が成長したり何かを変えたことで起きた変化を伝えることが大切です。
仕事をするということは結果が求められます。
「自分がしたことによる周りの変化」が新卒者に伝えられる結果です。
転職の方は、実際の自分の経歴の中で残した結果を伝えられるようにしてください。
5.最後に自己PRに落とし込む
最後に、自己PRに落とし込むことが必要です。
「自己PRは簡潔にわかりやすく伝えることが重要」
その中で自分の経験や強みを伝える必要があります。
今までまとめた体験から自分の強みや経験が見ているはずです。
自己PRの内容はそれぞれ違うので正解はありませんが見本を示しておきます。
【文章化する時のコツ】
下記のテンプレートを参考に自己PRを作成してみてください。
- 結論
- 前置き
- 課題
- 解決方法・結果
- 結論
- 抱負
上記の順番で文章化すると伝わりやすい文になります。
解決方法に関しては課題に対して工夫したことや取り組んだことを2.3個取り上げると結果への説得力が増します。
できれば最後に「経験を踏まえた抱負」で締めくくるとさらに印象が良くなります。
自己PRの例文
(結論)私は自分の得意を応用し、苦手を克服していく人間です。その力を発揮してアルバイトでの苦手も克服することができました。
(前置き)アルバイトは自転車屋さんで3年間勤務していました。ここでは工具を扱った自転車の修理からお客様への販売まで経験しました。
(課題)機械が好きなので修理は得意でしたが、お客様とのコミュニケーションがうまく行かず、販売が苦手でした。
(解決方法1)そんな中で修理で身につけた自転車の構造などをお客様に伝え販売することを意識したところ、(結果)徐々に自転車の販売もできるようになってきました。
(解決方法2.3)他にも専門用語を使わないようにしたり、普段の修理でよく壊れる箇所を説明するなどの工夫もしました。
(結論)このように自分が学んだ修理についての知識をコミュニケーションに応用することで販売という苦手を克服することができました。
(抱負)新しい環境でもこの経験を生かし、学びを深め様々な課題を解決し、貴院に貢献したいと考えています。
履歴書と面接内容の一貫性は、自己PRを作成する上で非常に重要です。自己PRに書いた内容が、実際の経験やスキルと一致していないと、面接官の信頼を失ってしまうことがあります。
例文の解説
文章の組み立てとしては、文章化する時のコツで解説した通りの順番になっています。
1.結論
結論は最初に書かずに他を書き終えてから書きましょう。いきなり結論を書こうとしても必ずつまづきます。書いた内容からどんな結論になるのか?自分は何ができる人なのか?ということを考えましょう。最後にも結論で締めるのでそこで考えて下さい。
2.前置き
「アルバイトは自転車屋さんで…ここでは工具を扱った自転車の修理からお客様への販売まで経験しました。」
自分が今から話すことの前置きを説明。長期間のバイト経験があれば継続力があることを伝えることもできます。ここでは何気なく臨床工学技士なら仕事で使う「工具」を扱うことができることもアピールしています。
3.課題
「機械が好きなので修理は得意でしたが…販売が苦手でした。」
その時の自分の状況をわかりやすく伝えます。
できることとできないことをはっきり説明して課題をわかりやすくすることが大切です。
「機械が好き」という話を入れることで臨床工学技士の適性や自分を知ってもらうこともできます。
4.解決方法・結果
「そんな中で修理で身につけた…なども工夫しました。」
ここでは解決方法を話すのですが、解決方法が一つだと説得力がないので工夫したことなども付け加えています。そうすることで結果に再現性があることや自分でいくつかの方法を考えたということをアピールできます。
5.結論
「このように…克服することができました。」
「このように」から始め、全体で何を得たのか?自分は何ができるのか?を簡潔にまとめます。
6.抱負
「新しい環境でも…と考えています。」
謙虚に自分が頑張るという意思表示を簡潔にしましょう。成長したいだけでなく、病院に貢献したいという思いも伝えることも大切です。
面接のよくある疑問
面接対策に対して詳しい記事はこちらです。
>>【完全ガイド】臨床工学技士の面接対策!面接での流れ・注意点について
面接での自己PRは簡潔に
- 自己PRはどのぐらいでしたらいい?
一般的には2分程度で自己PRをしたほうが聞きやすいと言われています。
就職面接において自己PRを作成する際には、簡潔かつ具体的に伝えることが大切です。採用担当者は時間に追われていることが多く、1日に多くの候補者を面接する場合もあります。自己PRを簡潔にまとめることで、面接官の時間を節約することができ、自己PRの重要なポイントに集中することができます。
さらに、簡潔で具体的な自己PRは、面接官の印象に残りやすくなります。数行で自分自身を自信を持ってアピールすることができれば、他の応募者との差別化ができ、印象に残りやすくなります。一方で、長すぎる自己PRは、面接官を飽きさせたり、興味を失わせたりすることがあるため、注意が必要です。
新卒なら強みはなくて当たり前
- 全然自分の強みが見つからない
そう悩んでいる人も多いです。
新卒の場合、まだ実務経験がないため強みをアピールするのは難しいかもしれません。
しかし、大学時代に行ってきたことや趣味、ボランティア活動など、自分自身が積極的に取り組んできたことをアピールすることができます。それが強みになります。
新卒採用をしたい施設はあなたを育てるために採用します。
現時点の実績や能力よりも
「今後成長できそうだな」
「壁に当たっても乗り越えてくれそうだな」
と思わせることが重要です。
そのため今までの経験から自分はどんな人間かを伝えることが面接や自己PRで大切なことです。
自分を大きく見せるのはNG
強みが無いからといって、自分を大きく見せようとするとかえって小さく見えるものです。
というのも相手は自分より年上で社会人としての経験も長い人です。そんなところで自分のすごさを語っても相手には全く響きません。
面接は自分の人となりを分かってもらうところです。
自分が何を伝えたいかも大切ですが、面接官が何を知りたいのかを考えることのほうがもっと大切です。
この人と一緒に働きたいと思ってもらうには、誠実さと謙虚さを持って成長したいと伝えるべきです。
自己PRの中にも誠実さと謙虚さを忘れずに。
「すべての業務をやりたい」はアピールしにくい
- 働いてないのにやりたい業務なんて決めれない。
- いや私はすべての業務をやりたい。
と思っている人も多いと思います。
確かに臨床経験が無いのに「この業務をやりたい」と決めるのは難しいです。
しかし面接官からすると「逆にやりたいことがないのかな?」「業務に関しての調べが足りない」という印象にもなる可能性があります。
また自分が質問に答えるときも具体的に掘り下げて答えることができないので、業務に関しては興味のあるものを2つ程度は考えておくべきです。
興味を持った理由ややりたい理由を聞かれたときは、臨床実習や校内実習、先生の授業など自分の経験から語れるといいです。
面接で聞かれる質問についてはこちらで詳しく解説しています。
>>【CEの面接】325個の質問から厳選‼面接で聞かれる質問を完全網羅
面接・履歴書をプロに添削してもらう
自分一人で面接対策や履歴書を書くとなると少し不安になる方もいると思います。そんなときは臨床工学技士専門の転職エージェントを使用して、転職・就職活動と同時に面接の練習や履歴書の添削をしてもらいましょう。
転職エージェントの使い方やメリットはこちらの記事です。
>>【やらなきゃ損‼】臨床工学技士に転職エージェントをおすすめする理由
もちろん無料で使用可能です。転職エージェントを使って転職活動を行えば、負担なく効率のよい転職が行なえます。
- 就職・転職活動に不安がある方
- 転職が初めての方
- 転職に使える時間がない方
こんな方にはおすすめです。転職エージェントについての詳しい記事はこちらです。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
まとめ
臨床工学技士が就職試験で合格するための自己PRの考え方について解説しました。
この記事を読んで魅力的な自己PRを完成させていただければと思います。
自己PRは面接で聞かれるものと履歴書に書くものがあり、どちらに対してもこの記事で解説した「自己PRの考え方」を利用すれば対応できます。
以上の手順で作成することで魅力的な自己PRができます。
履歴書に書く場合は最後に文章化してください。
また面接に備える場合もしっかり自分の中に落とし込んで答えられるようにすることが大切です。
一人で履歴書や面接に備えるのが不安だという方は転職エージェントを使用することもできます。
転職エージェントを使って就職活動を行えば、転職先の紹介だけでなく履歴書や面接などの対策もしてくれます。
就職活動・転職活動に不安のある方は無料なのでおすすめします。
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