- 転職には絶対失敗したくない。
- 他と差をつけて有利に転職活動を進めたい。
- 転職したいけどどんな資格が有利になるかわからない。
- 資格やスキルが無かったらどうやって転職したらいいの?
上記のような悩みをそのままに転職活動をしても失敗するかもしれません。
私も転職には資格やスキルが役立つとばかり考えて大きなことを見落としていました。しかしこの記事にある転職に失敗しにくい要素を意識したおかげで転職を成功させ、収入は上がり、労働環境も改善しました。
この記事では転職に失敗しないための要素5選「情報収集・スキル・資格・学術成績・コネ」について解説します。さらに後半は転職に失敗しやすい人についての解説をします。
この記事を読むと失敗せずに転職をすすめることができ、転職であなたの収入UPや労働環境を改善することができるはずです。
結論です。
一番必要な要素は「常に情報収集すること」
情報収集することで、常に移りゆく転職市場で最新の情報を得ることが出来ます。これが転職に失敗しにくい要素の土台です。
誰でもできることですが、「情報収集をしていない人がほとんど」です。ここで差がついてしまいます。
次に転職に重要な要素は、「スキル」「資格」「学術成績」「コネ」です。
スキルや資格、学術成績で他の中途採用者に差をつけ、今病院がほしい人材になることができます。臨床工学部門での募集はタイミングによって求められるスキルが異なります。そこを狙って自分のスキルや資格を活かしましょう。
コネで情報収集をしっかりすることも重要です。技士長と知り合いで採用してもらうこともありますが、コネがあると色々な施設の情報を知ることができます。常に情報を得ることで転職先選びの幅が広がり失敗しにくい転職活動ができます。
転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
転職に失敗しないための5つの要素
- 情報収集
- スキル
- 資格
- 学術成績
- コネ
ここに転職に失敗しにくい要素を示しましたが、中でも情報収集が一番の土台になります。
情報収集はしようと思えば誰でもできることですが、自分から動かない人がほとんどです。
スキルや資格がなくとも情報収集をしていれば転職先は見つかりやすくなります。
それぞれの要素について解説します。
情報収集さえすれば転職に失敗しにくい
何度も言いますが臨床工学技士の転職では継続して情報収集をすれば失敗しにくいです。
臨床工学技士は、給与に不満を持っている人が多いというデータも出ています。
しかし「いいところがあったら転職しよう」という待ちの姿勢で転職を考えていたら失敗します。
というのも条件の良い転職先は次々に埋まるからです。
自分で動いて継続的に情報を集めましょう。
情報収集をすることで多くのメリットがあります。
- 移りゆく転職情報についていける
- 給与相場がわかる
- 希望の職場を見逃さない
- 転職後の失敗が少ない
情報収集は、「知り合いなどから情報を集める」、「転職サイトなどに登録し情報を集める」と大きく2つの方法があります。
どちらかでもいいですが、2つ合わせて常に情報を得ると効果的です。
知り合いから情報を得る方法
自分で学会や研究会に行き、多くの情報を得ます。他施設の噂話でもあの施設のあの人が辞めるらしいとか、あの施設はブラックだとか多くの情報を得ることができます。
他施設の人との関わりがないという人は自分の施設の同僚や先輩に相談してみましょう。横のつながりで思わぬ情報が見つかるかもしれません。
私も先輩からの情報で転職を成功させました。
誰にも相談できない、忙しくて時間がないという人は下の記事にある転職サイトやエージェントがおすすめです。
中でも転職エージェントは無料で転職までをサポートしてくれる転職のプロがついてくれるので転職初心者でも心強いです。
転職サイト・エージェントで情報を得る方法
転職サイトやエージェントで情報を得るメリットは人に知られずに転職活動ができる所です。
周りの人には内緒で転職を考えている方にはおすすめの情報収集方法です。
転職サイトやエージェントは基本的には無料で転職をサポートしてくれます。
自分で探すのは面倒だし、そんな時間もないという人は転職エージェントがおすすめ。
紹介された転職先が気に入らなければ断れば大丈夫です。
転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
スキルを認めてもらえば転職しやすい
自分にスキルが有れば転職活動は通常よりも失敗しにくいです。
臨床工学技士として働いていれば、誰でもなにかの業務のスキルを身に着けているはずです。
このスキルが自分の転職先にマッチしたら採用されやすくなります。
前の施設ではできなかった業務をやりたくて転職を考える人も多いと思いますが、それでも前の施設でのスキルは役に立ちます。
>>臨床工学技士のスキルアップの方法・コツは?【できない環境に悩むCEさん必見】
求められやすいスキルは透析
臨床工学技士のスキルには、体外循環・透析・循環器・呼吸器・内視鏡・人工呼吸器など様々なものがあります。
しかしながら施設が求めるスキルはその時によって異なるので一概には言えません。
求められやすいスキルとして多いのは透析です。
しかし現場では透析のスキルに秀でた人材が求められているわけではなく、せめて透析はできる人がほしいと思っています。
これはほとんどの施設で透析に関連した業務があるからです。
今転職先が何を求めているかを知るためにも情報収集が重要。
今その施設は
・透析に関する即戦力がほしいのか?
・人工心肺ができる人がほしいのか?
・ジェネラリストがほしいのか?
・新卒者がほしいのか?
確認することができます。
やはり知り合いや転職サイト、エージェントからの情報収集を常にする必要があります。
臨床工学技士転職に必要な経験を以下の記事にまとめてあります。
>>【臨床工学技士必見】転職で必要な経験を現役CEが解説|透析は必須か?
業務を何年していたではアピールできない
スキルをアピールするには例えば心カテ業務を5年していたなどと言うことになります。
もちろんこの業務経験が転職先の求めるスキルにマッチしたらいいのですが、そうでなかった場合アピールとしては弱いです。
それよりも〇〇の資格を持っているの方がわかりやすく、仕事に対する意欲も感じられるので好印象になります。
スキルだけよりも資格があった方が有利に転職をすすめられることは間違いありません。
資格があると転職に失敗しにくい理由を次で示します。
資格で求められる人材と認めてもらう
臨床工学技士が取得できる資格としてよくあるものを下記に示します。
- 透析認定士
- 呼吸療法認定士
- 体外循環認定士
- 消化器内視鏡技師
- ME1種
- 専門臨床工学技士(各種)
資格はどれも数年の臨床経験や講習の受講、試験があるものばかりで一定のハードルがあります。
これらの資格を持っていると、転職先からの印象は良くなります。
というのも資格があるだけでスキルや知識、仕事に対する意欲があると判断されるからです。
ただ単に「3年臨床経験があります」よりも「3年の臨床経験の中で資格も取得しました」の方が知識や意欲が豊富だと評価されるのは明らかです。
資格は持っているだけでアピールしやすく、転職に失敗しにくい要素の1つです。
資格の取得方法についての詳細記事はこちら
>>臨床工学技士の転職に有利な資格10選【取得方法も解説】
1つの資格よりも2つの資格が有利
資格を持っていることで評価されやすいですが注意点があります。
1つの資格だけ持っていて業務経験が1つだけだとその業務しかやってこなかったように見られることもあります。
できれば2つ以上の資格を持っていることをおすすめします。
2つ以上持っていれば、2つの業務でスキル・知識があると思ってくれるので広く転職先を選ぶこともできます。
しかし転職先が求める人材が1つの業務ならば1つに特化した資格でも間違いなく重宝されるでしょう。
資格を持っていてもやるべきことは情報収集です。
自分の資格が求められる転職先を探し続けることで転職は失敗しにくくなります。
必要とされる資格は施設によって異なる
資格については持っていれば転職に有利ですが、その資格を転職先が求めていないこともあります。
必要とされる資格は施設によって異なるので、そこをうまくマッチさせることが転職成功の秘訣です。
見逃さないためにできることは簡単です。
求人の見逃しは継続して転職活動をすることで少なくできます。
常に知り合いや同僚から転職ついての情報を集めること、それが難しければ転職サイトやエージェントで情報収集すると良いです。
時間がないという方は転職エージェントなら条件に応じて、おすすめの転職先を探してくれます。
時短にもなりますし、自分では気づかなかったこと情報をくれることもあります。病院の内情まで教えてくれることもあり、大変役立ちます。
転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
学術成績があると転職しやすい施設もある
学術成績があると転職が有利になります。履歴書の中に学術成績を書く欄も設けられており、ある人とない人ではある人の方が失敗しにくいです。
施設によって学術成績を重要視する施設としない施設があり、一概には言えませんが病院HPなどで学術成績を記載しているところは体外活動が盛んな可能性が高いです。
こういったところでは学術成績も採用時に見てくれるので転職が有利になります。
私は学会活動を認められ、転職に成功しました。
そして転職先でも体外活動しやすい環境を得ることができました。
転職ではどのようなものが学術成績になるかを次に解説します。
病院転職なら学会発表のみで十分
臨床工学技士として転職先を選ぶなら論文を書かなくても学会発表しているだけで十分な学術成績になります。
学会発表の数は年に1回以上、自分の得意とする分野で発表していると良いです。
臨床工学技士の中にはまったく学会発表をしない人も多く、積極的に発表を行っている人はむしろ珍しく、目立ちます。
学会発表をしているだけで転職に失敗しないとはいえませんが、最終的な判断基準として学会発表の有無は重要になってきます。
学会発表をするメリット
- 自然に知識が身につく
- 知識から資格を取れる
- 学会等で知り合いが増える
学会発表をすることで知識や資格、コネに繋がり転職にも失敗しにくくなります。
この記事で学会発表をすると転職に有利な理由を解説しています。
>>【臨床工学技士必見】転職成功するのに学会発表が大事な理由を解説
コネがあれば情報が増える
コネクションは転職に失敗しないための重要な要素です。
コネがあると転職失敗しにくい理由としては
- 多くの情報が集まる
- 声がかかる可能性がある
- 転職後の失敗が少ない
コネがあれば普通の人よりも転職について多くの情報が集まり、中には「うちで働かないか?」と声がかかることもあります。また転職を考えている施設の内部事情や働き方についても知ることができるので転職後の失敗が少ないです。
コネがあれば求人情報やHPでもわからない情報を知ることができる
コネがない人は転職エージェントでも同じように転職先の内部事情や働き方について情報を教えてくれるので無料登録するのもおすすめです。
転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
学会や研究会でコネを作る
コネを作る方法は積極的に体外活動することです。
積極的に学会や研究会に出ることで知り合いを増やしましょう。
このとき同時に学会発表をするとコネが作りやすいです。
コネクションの作り方は以下に示すとおりです。
学会に参加する
↓
学会で発表する
↓
座長や質問してくれた人にお礼をする
↓
とにかく会った人に名刺を配る
これをすれば自然に知り合いが増え、横のつながりでコネクションが増えていきます。
コネの作り方を詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
>>コネクションの作り方と使い方【臨床工学技士が解説】学会へ行こう!
求められる人材は求人の出方によって違う
施設ごとで求人の出し方は違います。
重要なのは自分が求められる人材であるか判断することです。
当たり前ですが現場の要望や事務処理などを経て、やっと求人が出ます。
求人が出る理由としてよくあるものを示します。
- 計画的に1年に数人ずつ採用するパターン
- 業務拡大による人員募集のパターン
- 欠員補充のための募集のパターン
各パターンで「何が求められるか」や「どんな人がライバルになるのか」がわかります。
求人情報や知り合い、転職エージェントからの情報で確認しましょう。
計画的に採用をしている施設は新人との戦い
数年を通して計画的に何人かずつ採用している施設では、新人を採用していることが多いです。
これは臨床工学部門内の年齢層を分けるためや少しずつ人員増員し、業務過多の軽減や業務拡大をしていることが予想されます。
採用されるには新卒者に勝つ必要があります。
業務拡大での募集ではスキル・資格が重要
業務拡大によって人員募集をかける施設では、即戦力が求められることも多いです。
資格やスキルが拡大する業務にマッチしていれば大きなチャンスだと考えられます。
自分のスキルと資格を洗い出し、業務拡大する施設への転職も狙うのもありです。
転職エージェントや知り合いからは業務拡大などの情報が多く入ってきます。
欠員補充ではコネが有利
欠員補充のために人員募集をしている施設では、辞めた人の穴を埋めることができる人材が求められます。
普段から募集をかけていない施設なら知っている人を雇う可能性も多いにあり、知り合いからの紹介などで入職するケースも多いです。
もちろん紹介やコネなしで募集を出す施設も多いですがそこでも辞めた人の穴を埋めれるだけのスキルがある人が有利になります。
>>現役技士長が求める人材の詳細記事
転職で失敗しやすい臨床工学技士
転職できない、もしくは失敗する人には特徴があります。
- 今の仕事に一生懸命取り組めていない人
- 良い求人が出たら転職しようと考えている人
- 1人で転職活動をしている人
私も多くの人に転職について相談を受けますが、上記に当てはまっているとうまく行っていないことが多いです。
今の仕事に一生懸命でない人は失敗しやすい
今の仕事に一生懸命取り組めていなくて、さらに愚痴ばかりの人は今の仕事に向き合えていないことが多いです。
その人が転職しても次の職場でも労働環境ややりたいことがやれないと理由を作り、同じことを繰り返すでしょう。転職前にもう一度自分に原因はないか考えるのも大事です。
辞めなくても自分を見直す方法を以下の記事で解説しています。
>>【悩める臨床工学技士必見】辞めなくても楽しくやりがいのある仕事をするマインド
もちろん一生懸命仕事ができない理由がパワハラなどの労働環境によるものなら転職は最優先に考えるべきです。
職場が辛い、もう疲れたという人は以下の記事を読んでください。
>>臨床工学技士辞めたい【病院が辛い、疲れた人】辞めても大丈夫‼
「良い求人が出たら転職」は難しい
良い求人が出たら転職しようと思っている人も転職に失敗しやすいです。転職は情報収集が重要になるので待っているだけでは条件の良い転職先は見つかりません。
常に自分から動いて情報収集をしてください
忙しくて情報収集ができないという方は、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。エージェントが自分にあった転職先を紹介してくれます。
一人での転職活動には限界がある
1人で転職活動をする人も失敗しやすいです。誰にも相談しないで決めていくと少ない情報の中で転職活動をすることになってしまいます。
転職について誰かに相談することで思いも寄らない情報が手に入ります。
私も先輩の情報から転職先を見つけ成功しました。
誰にも知られずに転職したい人は転職エージェントをおすすめします。転職のプロが無料で相談に乗ってくれるので初心者でも心強いです。
>>【要確認】転職に失敗する臨床工学技士の特徴5選|経験だけでは厳しい
まとめ
転職に失敗しない要素は「情報収集」「スキル」「資格」「学術成績」「コネ」です。
すべてを持っている人は少ないと思いますが、「情報収集」は誰でもできる最重要な要素です。
スキルや資格、学術成績、コネがなくても情報収集を継続して行うことで転職は失敗しにくくなります。
情報収集をすれば、転職市場の動向や給与の相場、施設の労働環境などが見えてきます。
おかげで、多くの転職先から自分にあった施設を見つけるだけでなく、転職後に失敗しない転職ができます。
情報収集の方法は
- 知り合いや同僚から集める
- 転職サイトや転職エージェントから集める
2つを並行して情報収集できるのが一番強いです。
忙しくて自分で動けないという方や、周りに内緒で転職を考えている方は転職エージェントをおすすめします。
転職エージェントなら無料で転職のプロが相談に乗ってくれるサービスです。
希望に応じて転職先を紹介してくれるので、時短にもなるし、転職初心者には心強いです。
転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は?】
学会発表をすると「知識」「資格」「コネ」が付いてきます。
というのも学会発表を行うことで知識を深める事ができ、資格を取ることに役立ちます。さらに学会に出ることで知り合いが増えコネクションができます。
転職を考えるなら学会発表をしていると失敗しにくい転職活動がしやすいです。
以上が転職に失敗しにくい臨床工学技士の要素です。
これを意識して転職活動するだけで成功の確率はグッと上がり、自分の収入アップや労働環境の改善に繋がります。
終身雇用の時代は終わりました。これからは自分で選んで職場を探し、ステップアップしていく時代です。
今回の記事を読んで少しでも転職に役立てていただけたらと思います。
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