【身バレ覚悟】30歳臨床工学技士の月別収入を大公開‼リアルな年収は？

この記事では私の収入を細かく紹介します。
「国立大学病院に勤務する30歳臨床工学技士の実際の給料です。」

私の30歳での年収は、493万6778円でした。

• 30歳になったときの給料が気になる。
• 自分の給料って他と比べてどうなんだろう？
• 将来へ向けて十分な貯蓄ができるか不安。
• 臨床工学技士の給料でも家族を養えるか不安。

給与について不安な気持ちは誰にでもあるものです。ただ、この記事で紹介しているように、臨床工学技士として働く上での平均的な年収は、決して低くはありません。また、残業や手当などの要素も考慮すると、平均年収より高い収入を得ることも可能です。一方で、個人的な生活スタイルや目標によっても異なるため、自分自身が納得できる収入を得ることが大切です。

というのも年収500万円弱のうち200万円以上は手当からの収入だからです。これが臨床工学技士のリアルな収入の内訳です。

この記事では更に細かく、グラフや表で月別の収入や残業量についても解説します。

この記事を読んで今後の働き方やお金についての不安の解消に役立ててください。

【注意】
あくまでも地方国立大学病院、30歳臨床工学技士の条件です。 この給料が全国平均というわけではありません。

臨床工学技士の年収を【完全解説】した記事はこちらです。
>>【完全解説】臨床工学技士の年収は？現役CEのリアルな月収、残業、退職金は…

【臨床工学技士】基本給23万円で年収493万円

私の30歳のときの年収は493万円でした。単純に月平均すると41万円になります。

この年の基本給が23万2700円だったので、半分近くが残業やボーナスに頼っているという不安定な状況でした。

給料の高い病院の特徴はこちらで解説しています。
>>【CE】給料の高い病院の地域や病床数を徹底調査

月別の収入推移【平均は31万円】

私の月別の平均収入は31万7548円でした。

グラフでは、総支給と手取りを並べて年間の給与推移を表しています。
総支給が30万円を切る月はなく、最大は7月で33万1018円となりました。
手取りでは20万円を切る月もあり、なかなか厳しい金額です…。

	総支給額	手取り額
平均	31万7548円	22万7417円
最高	33万1018円(7月)	※35万6111円(3月)
最低	30万3644円(8月)	19万4712円(8月)

※最高の手取り額は3月の手取りなのでいろいろな控除が返ってきたあとの額です。

基本給が23万円で総支給が33万円となるので、手当だけで10万円も支給されている月があります。

臨床工学技士は基本給が高い職業ではないため、残業や当直などの手当で総支給額を上げることになります。手当が少ないと厳しく、8月は残業が少なく手取りが20万円を切っています…。
実は、病床数が400床以上の病院が給料が高いというデータもあります。
給料の高い病院の特徴はこちらの記事で解説しています。
>>【臨床工学技士】給料の高い病院を徹底調査|高収入を得る方法‼

月別の残業時間についてはあとで解説します。

転職に興味のある方は私の転職体験談を解説した記事があるので読んでみてください。
>>【仕事に不満があるCE】転職で基本給30万以上のホワイト病院へ

臨床工学技士の平均収入【423万円】と比較

臨床工学技士の平均収入は423万円とされています。
※厚生労働省「令和３年賃金構造基本統計調査　結果の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/)

私の収入は493万円だったので、この平均よりは高い水準であると言えます。
しかし「臨床工学技士は、責任の割に給与が安い」と臨床工学技士会の業務実態調査の結果でも言われています。

またこの調査では、収入に関するアンケートもあり、結果は以下の通りになっています。

年収	ｎ数	割合
199万円以下	68	0.8％
200-399万円	2,219	28.1％
400-599万円	3,906	49.6％
600-799万円	1,397	17.7％
800-999万円	280	3.5％
1000万円以上	52	0.6％

年収400から599万円の人が約半数となっており、私の年収にも当てはまります。

他のコメディカルと給与を比較した記事もあります。
>>臨床工学技士の年収は検査技師より73万円安い？

日本の平均年収は461万円

日本人の平均年収は「461万円」とされています。
※国税庁HP(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/)

データの平均収入は全年齢を対象としているので、30歳で493万円は高い方だと考えられます。

基本的に贅沢しなければお金に困ることはなく、月々2万円の定期預金も可能でした。
しかし今後子供にかかるお金や老後2000万円問題などを考えると個人的には不安の残る年収でした…。
私の転職のきっかけや体験談はこちらです。
>>【仕事に不満がある臨床工学技士】転職で基本給30万以上

転職についての記事はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素５選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

月別の残業時間の推移【平均は21時間】

年間での平均残業時間は21時間、1番残業手当が高い月が7月で5万5510円となっています。
残業手当の他に待機手当や当直手当がついているので実際にはもっと手当が多くなっています。
残業手当が1番少ない月は3万136円です。

単純に残業をたくさんしている月でお給料も高くなっています。

臨床工学技士の平均残業時間と比較

私の平均残業時間は21時間でした。しかしこの21時間には学会の準備や研究、勉強会などの自己研鑽の時間は含まれていません。

臨床工学技士会では残業時間に対するアンケート結果も出ています。

残業時間	n数	割合
なし	664	7.9％
1-10時間	3,244	39％
10-20時間	2,111	25.4％
20-30時間	1,357	16.3％
30-45時間	695	8.3％
45-60時間	170	2.0％
60-80時間	48	0.5％
80-100時間	11	0.1％
100時間以上	10	0.1％

上記は、臨床工学技士会の業務実態調査の結果です。

1-20時間で全体の半数以上を占める結果になりました。30時間以上残業をしている人も全体の10％程度おり、まだまだ環境が良くないところもあるようです。

私の施設は平均よりも少し残業が多い傾向にありました。

残業の環境は少しずつ改善されていました。
しかし残業が少なくなると給料も少なくなるという悩みもあります。

30歳、臨床工学技士のボーナスは115万円

私の30歳での年間ボーナスは115万9636円でした。

	ボーナス金額
夏季	51万7006円
冬季	63万2630円

技士長推薦で成績優秀者はボーナスが増える制度があり、この年は私が選ばれいつもよりもボーナスが加算されていました。

臨床工学技士の平均ボーナス【64万円】と比較

厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると臨床工学技士の年間のボーナス(賞与)は64万円とされています。
※令和3年賃金構造基本統計調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html)

夏と冬にボーナス(賞与)があるので単純計算で1回32万円程度のボーナスが支払われます。

厚生労働省のデータと比較すると115万円はかなりいいボーナスとなっています。
私が勤務していたのが国立大学ということもありボーナスの支給率が良かったのが理由です。

しかし、国立大学は基本給が23万円と高くないため、基本給が高い施設や支給率がもっと良い施設ではさらに高いボーナスが期待できます。

ボーナスについての詳しい記事はこちらです。
>>【臨床工学技士が公開】3施設のボーナス比較‼基本給の何ヶ月分？

【注意】
上の表は、私が実際に支給されていたボーナスです。全国平均ではありません。

30歳臨床工学技士が転職で年収を100万円アップ

私は30歳から転職をし、年収が100万円上がりました。
転職について気になる方はまずはこちらの記事を読んでください。私の転職のきっかけや体験談がたくさん書いてあります。
>>【仕事に不満がある臨床工学技士】転職で基本給30万以上

私は臨床工学技士として働き出した直後から多くの不安を感じていました。

• このお給料のまま子供を育てられるのか？
• マイホームを持つことはできるだろうか？
• いつまでも残業続きで体力が持つだろうか？

給与についての不安は誰にでもあります。そんな不安をそのままにしておくと、自分も疲弊し、今しかない家族との時間も日に日に少なくなっていってしまいます。

私は、そんな不安を転職で解消することができました。

臨床工学技士は働く施設によって、仕事環境も給与も全く違うので自分にあった働き方を「選択する」ことができます。

一度就職したらそこで定年まで働くというのは後進的な考えです。

一歩外を見てください。自分の施設では考えられなかった仕事環境や給料が待っています。

「でも転職って大変じゃないの…」と思う人もいると思います。

安心してください。
臨床工学技士の転職は難しくありません。

というのも臨床工学技士の世界は狭く、自分のスキルや知識、コネが効くからです。
コネや知識がないという人でも今は、臨床工学技士専門の転職エージェントがあり、転職に関して無料でサポートしてくれます。

転職エージェントは自分の希望を伝えるだけで、それに合った求人を探してくれます。転職が初めてで不安な人や忙しくて転職活動する時間がないという人にもおすすめです。

私は転職することで将来の不安が解消されました。

「収入が増え、マイホームも買い、残業も減りました。」

今では自分に合った働き方で納得のいく収入を得ています。
>>【仕事に不満がある臨床工学技士】転職で基本給30万以上

転職についての記事はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素５選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

【完全無料】転職エージェントを活用した転職

転職エージェントを使うことで、

• 初めての転職で不安を抱えている人
• 転職に使う時間がないという人

そんな人の悩みを解決してくれます。

転職エージェントとは、転職活動を行う際に支援を受けることができる専門のサービスです。転職エージェントに登録することで、求人情報の提供や履歴書の添削、面接対策などの転職支援サービスを受けることができます。また、転職エージェントは企業とも密な関係を持っており、求職者の希望に合った職場を紹介してくれることが特徴です。

特に臨床工学技士専門のエージェントでは仕事内容やスキルを把握してくれているのでおすすめ。

転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は？】

転職エージェント登録から内定まで

1. PCかスマホから数分で登録可能
   
   たった数分で登録が可能。
   名前や連絡先、希望の転職時期などを入れるだけで登録できます。
2. 登録後、担当者から連絡が来る
   
   登録後に担当者から電話もしくはメールで連絡があります。
   ここでは簡単なヒアリングや面談の日程調節を行います。
3. 担当者との面談
   
   担当のエージェントとの面談では自分の経歴やスキル、転職先の希望について伝えます。
   条件の優先順位などをしっかり伝えて希望に合う職場を見つけてもらいましょう。
4. 求人の紹介
   
   ヒアリングを元に自分に合った条件の転職先をエージェントが紹介してくれます。
   紹介される転職先の中には非公開の求人もあり、思わぬ高待遇なこともあります。
   もちろん、希望に沿わなければ断っても問題ないです。
5. 気になることを相談したり、自分でも施設をピックアップ
   
   紹介された転職先、もしくは自分が気になる施設についてエージェントに確認。
   施設の条件や環境などの内部情報も事前にエージェントに確認できます。
6. 書類選考・面接対策などのサポート
   
   応募先が決めたら書類選考や面接の対策もエージェントが無料でサポートしてくれます。
   きちんと準備して面接や試験に望むことができるので不安も解消できます。
7. 希望の転職先での試験、面接
   
   転職先の試験、面接に望みます。
   それまでにしっかりエージェントと練習しておきましょう。
8. 内定獲得
   
   合格したら内定です。
   内定後のサポートも転職エージェントではしてくれます。入職前に不安なことがあればエージェントに相談してみてください。

転職エージェントのメリットは以下の通りです。

• 自分に合った求人を探してくれる
• プロのアドバイスで安心して転職活動できる
• 転職先との信頼関係があるため採用されやすい
• エージェントだけの非公開求人で好条件の求人が見つかる

おすすめのCE専門転職エージェントは2つ

レバウェル医療技師と工学技士人材バンクです。

レバウェル医療技師(CE)【信頼できる非公開求人】

レバウェル医療技師(CE)特徴・メリット

レバウェル医療技師(CE)は「非公開求人だけを扱った転職エージェント」です。

非公開求人は公開すると応募が殺到することが予想される優良な求人が多く、競合も少ないので転職しやすいという特徴があります。またレバウェル医療技師では入職前に職場の雰囲気がわかるような取り組みも行っており、おすすめのエージェントの1つです。

レバウェル医療技師(CE)デメリット

すべての求人が非公開なので登録するハードルが高いと感じる方が多いです。しかし非公開求人は基本的に優良な求人なので安心してください。むしろ非公開を扱っているエージェントは病院側から信頼されている可能性も高いです。

レバウェル医療技師の詳細はこちら
>>レバウェル医療技師(CE)の口コミ・評判【転職したい臨床工学技士へ】

工学技士人材バンク【求人数1500件以上！】

工学技士人材バンクの特徴・メリット

工学技士人材バンクは臨床工学技士専門の転職エージェントで求人数最多のサービスです。

口コミでも評判は良く、全国の施設を網羅的に扱っています。スキルに合わせた職場探しができ、WワークOKなどの情報も掲載されている。様々な働き方に対応しており、おすすめの転職エージェントです。

工学技士人材バンクのデメリット

転職エージェント全てに当てはまりますがキャリアパートナーとの面談が必要。数百床を超える病院は多数扱っているが大学病院に関しては求人が少ないことがデメリットです。

>>工学技士人材バンクの口コミ評判【転職したい臨床工学技士へ】失敗しないCE専門転職サイト

転職サイトを比較した記事はこちら。
>>臨床工学技士におすすめの転職サイト20個比較【辞めたいけど求人数は？】