【実話‼】転職後の環境は?臨床工学技士の収入や労働環境を徹底解説

転職後の環境 働き方
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この記事を読んでほしい人
  • 転職を考えているが不安な人
  • 転職の成功経験が聞きたい人

転職したいと思っているけど…

  • 今より収入が安定するか?
  • 本当に労働環境が改善するか?

そんな不安を抱えている人も多いと思います。

この記事ではCEとして2回の転職を経験した私が自分の収入や労働環境がどのように変わったのかを解説します。

この記事を読んで、今転職を考えている人に明るい未来が想像できればと思います。

もちろん転職に関してのデメリットも解説します。

私は2回の転職で収入が100万円上昇し、労働環境も改善しました。

以前の職場
  • 365日無給の待機
  • 残業30時間以上
  • 基本給は低水準

しかし、そんな自分のキャリアを活かすことで転職に成功しました。もちろん転職後すぐには環境の違いに戸惑うこともありました。

それでも今は「待機なし」、「少ない残業」という環境です。

家で家族と過ごせる時間を持てるようになり、さらにお給料まで上がったので「転職という選択は大正解」でした。

転職の成功方法を知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。
>>臨床工学技士の転職活動方法完全ガイド

臨床工学技士の転職は難しくない

転職は簡単

臨床工学技士の転職は難しいと思われていますが一般転職よりも簡単です。
というのも臨床工学技士の採用は学歴ではなく、経験や実績が重視されるからです。

しっかりとした情報収集と自分のスキルがあれば納得できる条件の職場が見つかります。
「スキルなんて無い」という人でも心配いりません。このサイトでは失敗しない転職方法を紹介しています。
>>転職に失敗しない臨床工学技士の要素5選
>>臨床工学技士の転職先の選び方【経験者が解説】年収も公開

私も知り合いからの情報の他に転職エージェントにある1500件以上の求人から転職先を選ぶことができました。

【実体験‼】転職後の給与は100万円上昇

転職後の年収

私は転職後、経済的にも安定した生活がおくれるようになりました。

私の転職前の基本給は30歳で23万円程度です。基本給が低い分、残業などの手当がつかなければ手取りが20万円を切ることもありました。

しかし、転職することで基本給は10万円上がり、年収も100万円上がりました。

私の実際の詳しい給与はこちら
>>30歳臨床工学技士の月別収入を大公開‼リアルな年収は?

転職前後の年収500万→600万円

転職前後の年収の推移を示します。

勤務先年齢年収
国立大学病院勤務30歳480万円
赤十字病院勤務32歳540万円
私立大学教員35歳600万円

私は以前、大学病院に勤務しておりその後、赤十字病院、私立大学教員となりました。

元々勤務していた大学病院は基本給が安く、当直手当なども大きくありませんでした。赤十字病院では、基本給が上がり、当直手当も大きなることで収入が上昇しました。そして、待機や当直からも開放され基本給が1番高かったのは私立大学教員です。

国立大学は聞こえは良くても給料が安いのが現実です。もちろん国立大学病院でしか経験できないこともたくさんあり、その経験のおかげで転職成功したとも言えます。

待遇について詳しく知りたい方はこちら
>>臨床工学技士|国立大学病院の待遇がやばい…

それぞれの給料比較

私が勤務した施設の給与や各種手当を示します。
条件は色々ありますが、今の給与には納得しています。

勤務先基本給当直手当待機手当ボーナス
国立大学病院23万円5000円/回2000円/回3.8ヶ月/年
赤十字病院25万円15000円/回待機なし4.25ヶ月/年
私立大学教員33万円当直なし待機なし4.8ヶ月/年

国立大学病院の収入内訳

国立大学病院では基本給が少ないのでその分残業や待機を多くして給料を上げていました。

月の手当は7−8万円になることもありましたが、逆に残業がないと手取りが20万円を切ることもありました。

月20回の待機と2−3回の当直、残業を10−30時間程度
月の手当7−8万円

収入への不安

基本給が少ないと年間を通して安定した給与が得られず、ボーナスや退職金にも大きく影響するので、将来に不安を抱えていました。

赤十字病院の収入内訳

赤十字病院では基本給は25万円になり、大学病院よりも少し高い水準です。
当直手当も増えて、年収も上がりました。

待機はなし、当直月4回、残業10時間程度
月の手当7−8万円

家に帰る時間が早くなり家族と過ごす時間は増えたのはありがたかったです。
また当直の回数が多かったので当直のときに自分の勉強や学会発表の資料を作ることもできました。

現在の働き方

私立大学の教員としては基本給も33万円まで上がり、毎年の昇給も1万円程度ありました。
基本給が大きく上がったためボーナスも上がり、年収も大きく上がりました。

休みも増えて休日出勤で残業代を稼ぐこともなくなりました。

基本給が高いため、当直・待機がなくても問題ない。 連休も取りやすくなり、家族との時間がさらに増えました。

基本給の大切さ【転職前後:23万円→33万円】

基本給が上がることで、月収が増えるだけでなく、将来的にも安定します。
というのも、残業や当直をしなくても月々の収入が安定し、ボーナスや退職金も増えるからです。

基本給が低い場合
  • 残業、当直無しでは収入が増えない
  • ボーナスが少なくなる
  • 退職金が少なくなる

    結果:「安定せず生涯収入も少なくなる。」

私も以前は残業がないと手取りが20万円を切るような収入で、必死に残業をしていました。

しかし、転職で残業や当直に左右されない安定した収入と、老後の退職金の上昇で安心した生活をおくれるようになりました。

収入の安定を考えるなら
残業や当直手当などで稼ぐのではなく、基本給を伸ばすことが大切です。

近年の働き方改革や新人の採用で残業どんどん少なくなります。
体力的にもだんだんときつくなるでしょう。長い目で見たときに必ず基本給が響いてきます。

基本給の頭打ちを見極める

私が勤務していた施設では、定年まで働いても基本給は30万円を超えませんでした。
そして50歳ぐらいからの昇給はほとんどない状況を知り、将来が不安になりました。

あなたは自分の定年時の基本給がいくらになるのか知っていますか?
知らない方はすぐにでも調べましょう。事務に聞けば給与表がもらえるはずです。

臨床工学技士の基本給は決して高くありません…。

あなたも同じ境遇ではないですか?

今の基本給に満足できないなら今のうちに転職を視野に入れるべきです。

自分の施設での基本給の頭打ちを見越して今の経験を活かし、転職でキャリアアップすることをおすすめします。

転職についての記事はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素5選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

【比較】基本給の例

基本給は施設によって給与表があり、それに沿って決められます。
あくまで参考ですが、私が勤務していた施設の基本給の例です。

国立大学病院

年齢基本給
30歳23万2000円
35歳25万9000円
40歳28万1000円
50歳29万6000円
60歳29万6000円

日赤

年齢基本給
30歳24万1000円
40歳30万6000円
50歳33万1000円
60歳36万1000円

基本給が低いと退職金、ボーナスも少ない

退職金やボーナスは、基本給×支給率で決まります。
上の計算のように基本給が低ければその分、退職金やボーナスも少なくなります。

私が定年まで働いたとしてもらえる退職金は以下の通りです。
基本的に悪くない退職金ですが、看護師さんなら2000万円近く貰う人もいます。
一方、透析クリニックでは800万円という人も聞きます

私の定年時の退職金

大学病院:1400万円

赤十字病院:1800万円

※定年まで働いたことを前提に私が働いていた施設の支給率を元に算出しています。

退職金について詳しく知りたい方はこちらです。
>>臨床工学技士の退職金【国立大学病院と日赤の退職金を公開】

私のボーナス

大学病院:106万円

赤十字病院:116万円

私立大学教員:178万円

私は転職後ボーナスが70万円以上アップしました。
ボーナスについての詳細な記事はこちらです。
>>【臨床工学技士が公開】3施設のボーナス比較‼

転職後の労働環境は改善

転職後の労働環境

国立大学病院から赤十字病院に転職したことで環境が好転しました。

転職前の環境転職後の環境
待機365日無給の待機
月20回の待機(1回2000円)
待機なし
当直月3回の当直(1回5000円)月4回の当直(1回1万5000円)
残業30時間程度10時間程度

転職についての記事はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素5選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

転職後の待機はなし

私が最初に勤務していた病院では、365日無給での待機をしていることもありました。
その後、労働環境は改善されて月に10−20回の待機(1回2000円)をしていましたが、それでも土日の半分以上は待機で埋まっていました。

転職後は待機から開放され自分や家族との時間がたくさん取れるようになりました。

そして下記のような「待機の日あるある」からも開放されました。

待機あるある
  • 夜中に電話で起こされる
  • 気になって眠りが浅くなる
  • ゆっくりお風呂に入れない
  • 携帯が無いと落ち着かない
  • 一度呼ばれて帰って来たと思ったらまた呼ばれる。

もう1つ良かったことは、不規則な生活がなくなり風邪を引きにくくなったことです。

待機について詳しい記事はこちらです。
>>CEの待機環境【緊急対応時の給与】実体験30分で行きます‼

私は家族と過ごす時間を優先したいので今の働き方が合っていると感じています。
自分のライフスタイルに合わせて転職先の労働環境を考えることをおすすめします。

当直の環境も改善

転職後、当直の回数は増えましたが前職よりも手当が厚く、収入上昇しました。
当直内容はほとんど変わらず、基本的にICUでの呼び出し対応です。

具体的な当直の業務内容についてはこちらです。
>>【臨床工学技士の当直業務】手当や内容を現役CEが解説

当直環境の変化で良かったこと
  • 当直手当が高くなった
  • 当直中に自分の時間が取れる
  • 当直明けがゆっくり休める

唯一悪かったことは当直の回数が増えたことでしたが、当直明けにゆっくり休むことができたので当直回数が増えても負担ではありませんでした。(以前の施設では当直終わりにそのまま働くことも多々あったので…。)

当直後がしっかり休みになるので当直中の夜中に学会の資料作り等ができ、充実した当直生活がおくれました。そして資料作りによるサービス残業も減るのでいい感じで時間配分ができました。

転職後の残業は低減

転職後、以前は月30時間あった残業が10時間程度になりました。

転職前は待機での緊急呼び出しが多く夜間・休日の出勤がありましたが、待機が無くなり呼び出しが無くなったことが要因です。

サービス残業の低減

以前は、学会発表の資料作りも勤務終了後サービス残業で行っていましたが、勤務中にさせてもらえる環境も整っていました。

業務の1つとして学会資料を作れる環境は最高です。

転職後のサービス残業時間は明らかに減りました。

【リアルな体験談】転職後に困ったこと

転職後困ったこと

転職することで収入やライフスタイルとのバランスは良くなりました。
しかし、私自身が「転職後に困ったこと」もいくつかあるので紹介します。

  • 業務範囲やシステムの違い
  • 研究がしづらい
  • 通勤時間の延長

業務範囲やシステムの違いに戸惑う

臨床工学技士の業務範囲は施設によって異なり、どこで線引をしているかはそれぞれです。
さらに病院ごとにルールがあり、それを理解することも大変です。

  • なんでダメなんだろう?
  • なんでこんなやり方してるんだろう?
  • 前の施設ではここまでやっていなかった…勉強しなきゃ‼

と思うことはたくさんあります。
それでもルールに従い、施設に順応して行くことが大切です。
他にも電子カルテなどの各情報端末の使用方法にも慣れが必要になります。

業務範囲でも…

前の施設ではここまでやっていなかった…勉強しなきゃ‼

という感じで、以前の施設との業務範囲の違いに戸惑い、1から勉強し直したこともあります。

しかしスタートでしっかり周りに合わせることで信頼を得て、慣れてきたら以前の施設との違いからより良い提案をできるようにもなりました。

上司から「前の施設ではどうやっていたの?」とか自分自身の意見を求められることも多いです。

最初から「前の施設ではこうだった」みたいに硬い頭を持たないことが重要です。
まずは軟らかく転職先の施設の良いところを見て順応していきましょう。

研究の環境の違い

転職後は、以前の職場よりも研究がやりにくかったです。
というのも元々学会活動を熱心にしている人が少なかったからです。

また、学会発表や研究に関する指導者が少なく、これから学会活動をしていきたいという人には向いている環境ではありませんでした。

幸い自分の研究実績を肯定してくれる上司に恵まれたので自身で研究を続けることができました。

転職先では私が学会活動担当のような形で指導をするポジションになっていました。
今思えば、私に学会担当をやらせるのも雇った理由の1つだったんだと思います。

学会に興味があれば、転職前に施設の学会活動について調べておくことも必要です。

通勤時間の延長

誰もができるだけ職場に近い方が楽だと考えるはずです。
私は転職することで通勤時間が30分から60分に変わりました。

  • 1日2時間の通勤時間がもったいない
  • 疲れた日に早く帰りたい
  • 朝が苦手だから早起きが辛い

色々考えることもありましたが、通勤手当はしっかりもらえるし、緊急の呼び出しですぐに行かなければならないこともなかったので、トータルで考えれば転職後のメリットの方が大きかったです。

転職後、後悔しないために下調べ

転職後、後悔しないためには多くの情報に触れることが重要です。
情報に触れるためには自分で学会などに行ったり、転職エージェントを使用する方法があります。

下調べの方法
  • 知り合いに聞く
  • 転職エージェントを使う

学会などでできた知り合いのコネでどのような勤務体系なのかや職場の雰囲気、学会活動の有り無しなどを聞きましょう。他にも転職エージェントで多くの情報を得ることができます。

いやいや、コネなんて無いです…」という人に転職エージェントについて説明します。
転職エージェントは無料使用でき、コネや知り合いがなくても転職先の条件や職場の雰囲気なども聞くことができ、転職に関して頼りになるサポートをしてくれます。

私は転職サイトで常に求人を見ながら最終的には知り合いの情報から求人を見つけて転職しました。

知り合いが少ない…学会に興味がない…という人は転職エージェントだけでも使用することをおすすめします。
臨床工学技士専門の転職エージェントとして、求人数が1500件以上の実績を持ったサイトもあります。

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転職前に集める情報5つ【失敗しないために知ること】

転職前に必ず確認するべき項目として以下を示します。

失敗しないための確認事項
  • 待機、当直の環境
  • 職場の雰囲気
  • 仕事の範囲
  • 学会活動の有り無し
  • 基本給、昇給
待機、当直環境

待機、当直はあるかないかで大きく給料が変わってきます。私の場合は待機と当直で5-6万程度も月収が変わってきました。さらに自分のライフスタイルに関しても待機と当直は重要な項目です。

プライベートを大切にしたいか?どんどん働いて稼ぎたいか?で全く異なります。

職場の雰囲気

職場の雰囲気や仕事の範囲を知って置かなければ転職後の後悔に繋がります。

転職してから上司がいやだった、他の職員が冷たい、やりたくない業務をさせられるなど後悔してからでは遅いです。

学会活動の有り無し

自分自身が学会活動に興味がある人は注意です。

施設によっては全く学会に出ないところもあるので、学会に行きたくても理解されないこともあります。むしろ悪目立ちして職場で浮いてしまうことも…。

自分のやりたいことに学会活動があるなら必ず確認してください。
理解者と指導者のいる場所で学会活動するべきです。

基本給、昇給

基本給や昇給も確認すべき項目です。基本給はボーナスや退職金に関わってきます。さらに昇給は自分の今後の給与の安定には欠かせないので確認する必要があります。

基本給が高い施設ならば月々の給与も安定し、退職金も増える計算になります。

転職についての記事はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素5選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

まとめ

まとめ

私は転職して収入も安定し、プライベートの自由も手に入れました。

以前の職場
  • 365日無給の待機
  • 残業30時間以上
  • 基本給は低水準

臨床工学技士の転職は難しくありません。

むしろ一般転職よりも簡単です。

今の自分の環境に満足できていないなら、転職を視野に入れることをおすすめします。

転職では後悔することもあります。

しかし、しっかり下調べすることで私のように成功することができます。

その方法はこちらです。
>>CEの転職活動方法3選【失敗しないの方法を解説】
>>転職に有利なCEの要素5選【1人で転職活動は危険】
>>CEの転職先の選び方【各施設の特徴を解説】

臨床工学技士も経験を積んでキャリアアップしていく時代です。
自分のやりたいことができ、納得できる収入をもらえるそんな職場を探してください。

転職サイトを比較した記事はこちら。
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